よご しのぶ / Shinobu Yogo
こんにちは。産後ドゥーラの余語(よご)しのぶです。
小さなころから子どもと一緒にいることが大好きで、日本の大学で小学校と幼稚園の教員免許をとったり、アメリカの大学院で子どもを対象にしたコミュニケーション理論を研究したり、アメリカのプリスクールで教えたり、ナニーになったり、子育てに専念したり、ゆっくり遠回りをした後、今のお仕事を始めました。どうしてこの道に至ったのか、興味のある方は下のストーリーをご覧になってください。
海外で出産と育児を控えている、あるいはもう始めているお母さんとそのご家族のみなさんへ。
どうかひとりで悩まないでください。
たくさん、たくさん頼ってください。
「赤ちゃん、かわいい!」
お母さんが、ご家族が、心からそう感じて笑顔でいてくださることが、産後ドゥーラの私の一番の願いです。そう思えたら、赤ちゃんとの新生活はチャレンジはあれどきっと軌道にのっていけるはずです。
産後のお母さんと赤ちゃん、そのご家族をまごころをもってサポートさせていただきます。何か質問などありましたら、お気軽にご連絡ください。
ご縁がありましたら幸いです。
略歴・資格
略歴
青山学院大学文学部教育学科卒業
渡米
The University of Texas at Austin コミュニケーション学修士号取得
オースティンのエンジニア系企業でグローバルマーケティングに従事
長女の出産をきっかけに子育てに専念、3人授かる
プリスクールで正規教員として3歳児クラスと4歳児クラスを担当
新生児と乳児を対象にナニーを始める
産後ドゥーラと授乳カウンセラーの資格を取得
Your Little Hands, LLC - Shinobu's Baby & Family Care - 設立
新生児睡眠スペシャリストの資格を取得
乳幼児睡眠コンサルタントの資格取得に向け勉強中
資格
Childbirth International 認定 産後ドゥーラ
Childbirth International 認定 授乳カウンセラー
Institute of Pediatric Sleep and Parenting 認定 新生児睡眠スペシャリスト
Red Cross 認定 First Aid, CPR, AED(応急手当、心肺蘇生、AED)
幼稚園教諭一種免許状(日本)
小学校教諭一種免許状(日本)
ドゥーラになったきっかけ
私が産後ドゥーラと授乳カウンセラーを目指した原点は、自分自身の出産と子育てにあります。
長女を出産する時に渡米10年目を迎えようとしていた私は、こちらでの生活にも慣れ、それまで小さな子どもたちと沢山関わってきたので、海外とはいえ初めての出産と育児にさほど大きな不安を抱えてはいませんでした。ところが、いざ病院で分娩が始まると、日本とは全く違う分娩出産の流れ、私と相反する医療スタッフたちの価値観、予想と違うケア体制に茫然自失、何が何だか分からないまま長女を出産しました。出産後、生まれたばかりの長女を胸に抱えながら夫に「私、鬱になるかもしれない」とつぶやいたのを鮮明に覚えています。自分の体と心に無理やり押し入られたような、そんな経験でした。
産後3日目には自宅に戻り(戻され)、新生児との生活が始まりました。家族はみんな日本に住んでおり、夫と二人だけのはじめての育児の始まりです。振り返ってみれば、おむつの替え方も沐浴の仕方もおくるみの秘訣も正しい授乳方法も、何も教わっていませんでした。「聞かないから教えてもらえないんだ」というのがアメリカの文化かもしれません。でも出産直後の私には、新生児との生活を想像してこの先何が必要か考え、病院スタッフに聞く体力も気力も残っていませんでした。退院後も、産婦人科の先生や小児科の先生、母乳相談、ナースコールラインなど、いくらでも周りにサポートはあったのです。でも毎日がいっぱいいっぱい疲労困憊で、そこに文化や価値観、言語の違いが加わると、そういった助けにすがることさえ億劫でした。出産時のネガティブな経験がお産に関わる人たちへの不信感や恐怖心につながっていたのもあるかもしれません。
そんな私ですが、「子どもが大好き!」という気持ちがまさって3人の年子に恵まれました。少しずつですがこちらの出産育児事情にも慣れ、過去を冷静に振り返って「あの時あんなサポートがあれば良かったのにな」「こんなことを事前に教えてくれれば助かったな」「あんなこと気にしなくて良かったんだな」とゆっくり考え、笑い話に変えられるようにもなりました。そんな折、産後の家族サポートを専門にする「産後ドゥーラ」というお仕事があることを知ったのです。私の経験が何かお役に立てるのではないか、海外で赤ちゃんをお迎えするご家族をお手伝いしたい!そう直感して資格取得を目指すことにしました。
今実際に産後ドゥーラになって、このお仕事をすればするほどその奥深さに魅了されています。産後ドゥーラは赤ちゃんだけでなくお母さんとそのご家族全体をケアする役割をもっています。生まれたばかりの赤ちゃんをお迎えする特別な時期に、ご家族が何を必要としているのか理解しようとつとめ、それぞれのニーズにあわせたサービスをご提供することを目指します。実際、「赤ちゃんのお世話を一から教えてほしい」というご依頼もあれば、「上の子の赤ちゃん返りを助けてほしい」「とにかく疲労困憊で辛い」「赤ちゃんがだっこでないと寝ない」「哺乳瓶しか使っていなかったけれど、今から直母に切りかえたい」「お味噌汁の作り方を教えてほしい(アメリカ人ご夫妻)」などなど、これまで様々なご依頼をお受けしてきました。出産も育児も、理想や願望、一番しっくりくる方法というのはご家族によってまちまちです。それらに寄り添い、優しく伴走していけるような産後サポートのプロフェショナルになることを目指しています。